|
”浮世水滸伝龍虎”と題されたこの作品は、前身頃と後身頃に”武者絵”と呼ばれる浮世絵が多色使いで鮮やかに描かれている。
縮緬素材を用いた事によって生まれる風合いも相俟って「和」のテイストを存分に味わえる作品として仕上がっている。
■品名:SUN SURF KEONI 「浮世水滸伝龍虎」
■品番:ss32951-133
■価格:\23,000+消費税
■カラー:Beige
■素材:縮緬 レーヨン
参考サイズ/cm |
S
|
M |
L
|
XL |
胸幅 |
|
57 |
59 |
61 |
着丈 |
|
69 |
73 |
76 |
肩幅 |
|
47 |
47 |
48 |
袖丈 |
|
23 |
24 |
25 |
在庫 |
×
|
○ |
○
|
×
|
※製品のうちの1枚を測った大きさです、測り方や製品により多少前後します。 |
|
SS32951 「浮世水滸伝龍虎」 二つの武者絵を前身頃に配し、後身頃にも溢れんばかりの迫力で武者絵が施された日本の文化や誇りを感じさせるこの作品、題して”浮世水滸伝龍虎”。
この絵の作者は杉村篤という画家である。横尾忠則などと時を同じくし、多くの作品を手掛け、天才画家として活躍。ニューヨークに拠点を移し活動するなど、バイタリティーに溢れた人物である。そんな氏は言う。現在の東京では世界中の文化がすぐに手に入る。街には英語が溢れ、全てがアメリカナイズされたような錯覚にも陥る程だ。それが今の東京の姿である。
その中で氏が手掛ける作品は浮世絵。何故浮世絵なのか。浮世絵の歴史は深く江戸時代にまで遡り、海外の画家たちにも多大な影響を与え続けている日本の誇れる文化の一つであると氏は感じている。その文化を如何にして後世に伝えるか。その方法として氏は自ら浮世絵を描くことを選んだ。現代の若者にもその誇りを感じてもらうために。江戸当時は版画であった浮世絵を、氏はキャンパスにアクリル絵具で描いていく。この瞬間、浮世絵が現代アートに変化する。日本人としての誇りとアイデンティティーを胸に、氏は教も筆を走らせていく。
|
●レーヨン壁縮緬…経糸に無撚糸、緯糸に壁糸を使用した布地で、和柄に多く使われています。
●竹ボタン…繊維が諾まった竹で作られ、磨くと光ります。根に近い部分ほどより高密度になります。
|
-杉村篤-
高知県生まれ。
●1966年 アルゼンチン大学、アルゼンチン政府、スペイン政府主催、朝日新聞社後援〔ドン・キホーテのテーマ〕によるインターナショナルコンペティションにて銀賞受賞。「世界の12人のイラストレーター」に選ばれる。同作品アルゼンチン政府買い上げ。
●1967年 西ドイツ「GEBRAUCHS GRAPHIK INTERNATIONAL」誌に作品と評論が掲載される。
●1968年 美術評論家、日向あき子女史の企画による〔イラスト12回廊店〕出品。同作品をTIME、LIFE誌買い上げ。
●1969年 ポスター〔花園町 唐突の夏〕制作、発表される。イベント、パフォーマンス、ハプニング、ショー多数発表。
●1970年 ステンレスARTによる作品、文芸春秋社刊・田辺聖子著「女の長風呂」表紙カバーに発表。
●1970年 〔大阪花の万博〕新大阪駅構内「花のデザインによる世界の子供達」の花のレリーフ(壁画)制作。
●1970~77年 角川文庫 筒井康隆編集、月刊「面白半分」誌の表紙担当。〔野坂昭如 猥藝リサイクル〕大型ポスター制作。
東京新宿〔杉村篤〕原画展開催。
●1982~85年 新聞連載〔エロスのイメージ〕発表。約450点。
●1989年 渡米。NYイーストビレッジに滞在。
●1990年 米国エイズ基金財団「The American Foundation for AIDS Riscarch&COLEMAN
office」よりAIDSキャンペーンに関しての依頼を受ける。
●1991~92年 集英社刊「BUSINESS JUNP」誌にNYレポート「イーストビレッジからの手紙」1年連載。
東京「コスモクリエイト」社より86色刷り大型シルクスクリーン版画発表。
●1995年 帰国。
●1996年 講談社刊「モーニング」誌にてオールカラー版「彩写楽」連載。「彩写楽」は同年、ベルギーの出版社よりフランス語版に翻訳掲載される。
●2001年 北斎、写楽、歌麿呂をテーマに現代美術を制作。
●2003年 東京、渋谷代々木上原「FIREKING CAFE」にて、浮世絵をテーマに、「浮世の華」展開催。
●2005年 東京、青山「LAS CHICAS」にて「春爛漫 浮世の華②」展開催。
|